「新しい農業のカタチづくり」その原点とは…?!

初めまして。「新しい農業のカタチづくり」を目指している椴 耕作です。

このコーナーでは、「農業経営アドバイザーとして活躍する方法」をテーマに、お話を進めていきたいと思います。

その前に、まず、私(椴 耕作)がどうして“農業を何とかしたい!”という思いにいたったのか…?

その辺からお話ししていきますね。

私の家は兼業農家

私の家は兼業農家で、米を作っていました。

その頃から、地域の集まりで出てくる話題は、「農業はやってもほぼ赤字。農業は俺の代で終わりだ…。」というような、先行きのない暗い話ばかりでした。

農業従事者の高齢化、後継者不足の課題が表面化し始めた10年以上も前のことです。

でも、私には「親父達が、土日も休まずに一生懸命働いて、ここまで続けてきたこの農業、ここで終わっていいはずがない!いや、続けていくために何とかしないといけない!」という強い思いが心の底から湧き上がっていました。

“何とかしたい!”

でも、何からどうやって、どう始めたらいいのか。当時は、皆目見当がつかない状況です。

「新しい農業の仕組みづくり」の先生を求めて

私はファイナンシャルプランナー(FP)の資格も取得していましたので、FPに係る研修を受講するたび、講師の先生に「新しい農業のカタチづくりに取り組んでおられる先生をご存じありませんか?」と、ことあるごとにお尋ねしていました。

月日ばかりが過ぎていき、なかなかその先生を見つけることができません。

とある研修の時、その講師の先生から、税理士法人であるM経営の支店長をご紹介いただきました。

「ここは、農業法人の支援とかやっているところだから、きっと相談に乗ってくれるはずだよ。」と言って、何と支店長の携帯番号まで教えていただきました。

2014年のことです。

早速、オファーをとって相談に出向きました。

私が相談内容についてご説明させていただくと、

支店長は、

椴さんのやろうとしていることは、今から「新しい農業のカタチづくり」について、どういう仕組みを立ち上げていくか、そこからですよね。

私の事務所は、例えば農業法人を立ち上げようと思っているがどうしたらいいか、とか、集落営農法人を立ち上げようと思っているがどうしたらいいか、など、ある程度方向性が決まっているところからの相談を主にお受けしています。

椴さんのように一からやろうとしている場合の相談は、私のところより、農業者の方と泥んこになりながら、一からの仕組みづくりに取り組んでいらっしゃるH先生の方がより相談に乗っていただけるのではないかと思いますよ。

と言って、別室へ向かわれました。

戻ってくると、

H先生へ連絡してみましたら、相談OKとのことです。

あとは椴さんの方でH先生へ連絡してみてくださいね。

と言っていただいたのです。

この日、M経営の支店長とはもちろん初対面です。

にもかかわらず、私の相談内容を知り、より解決できる方法を即座にご提案いただき、その上、私の相談に応じていただける先生までご紹介いただき、何とお礼を言っていいかわかりませんでした。

M経営の支店長から見れば、どこの誰かもよく分からない私に、このように親身になってご対応いただいたこと、人のご縁の有難さに感謝の念を抱かずにはいられません。

その後、H先生へご連絡し、相談をご快諾いただき、約1ヶ月後の相談日を決めていただきました。

2014年冬のことです。

H先生と初めてお話させていただき、そこでは、私が今まで全く気づくこともできなかった“農業の持っている凄さ”を先生から教わることになります。

“農業の持っている凄さ”、次回でお話しますね。